格闘技が好きな方にお届けします。ただし、見る側ではなく、する側に立っての話です。
実は、相手に触れるだけで相手の力を無力化する技術があるのです。
もう一度言います。
相手に触れるだけで相手の力を無力化する技術があるのです。
これは格闘技に限らず、スポーツや介護にも通じる技術です。
えっ、
なぜ介護なのかって?
相手に触れるということは、格闘技やスポーツであればなおさらのことですが、
「相手を緊張させる」ことになります。これは介護される人も実は同じで、
いくら親しい人に触れられても「緊張する」ことは避けられないことなのです。
そこでこの技術を修得した人が触れれば「緊張するどころか力が抜けて癒され、
優しさを感じる」ことになります。
相手の力を無力化することは、武道やスポーツであれば、
こちらの思い通りに相手をコントロールできるという夢の技術ですし、
介護であれば、相手にいたわりを持って触れることが相手の力を抜いた状態に出来る、
まさに「癒し」になるという、一見分野が異なる武道、スポーツ、介護の世界で共通的な
「相手に触れる動作が相手に癒しと脱力をもたらす」という技術です。
この技術を簡単に説明しますと、「自分が脱力する」ということになります。
えっ、
それくらいどの技術本でも書いているじゃないかと落胆されるのは早いですよ。
では、ここでいう脱力の程度をお話しましょう。まずテストです。
「手のひらを上にして手を見せてください」
今、手を出していますね。チェックするのは指の形です。まさか、ピンと伸びていないでしょうね。
いやしっかりと手のひらがジャンケンのパーのようになっていませんか。
「手を見せて」とは言いましたが、「指を伸ばして」とは言ってませんよ。
脱力しているのなら、手は「卵を包んでいるようなまあるい指の形」になります。
何度やっても同じです。まるまるのです。これが自然です。
この手の感じで相手の首筋や肩に触れるだけで「癒し」になります。
要するに相手を脱力させる効果があります。しかし、この指だけの脱力では不十分です。
肘、肩、肩甲骨、胸周りのありとあらゆる筋肉郡が脱力すれば、
手による「触れる動作」は脱力していると言えます。
では、手だけでなく手全体(腕全体)が脱力しているかどうかのテストです。
「今、自動車の運転をしているとしましょう。ハンドルを両手でつかんでいますね。
右の手のひらを自然に開いてみてください。」
その瞬間、右腕がハンドルから滑り落ちて膝の上に落ち、
膝に落ちた腕は一端バウンドしてシート右横にだらりと肩からぶら下がるように落ちていきましたか?
これが脱力している腕の証拠です。
この腕の状態で相手に触れれば、ほぼ確実に相手をコントロールできたり、
緊張をほぐしたり、癒しを生んだりできます。また、この腕の状態で手を前に差し出したり、
プレゼンなどで何かを指差したりする際の「腕のしなやかさ」が相手に感じられ、大変好印象なのです。
ホントかな?と疑っている人は多いと思います。これは百聞は一見(一体験)にしかずなのです。
